便利でエコ、そして節約にもなるエコキュートですが、毎日使用する住宅設備であるため、不具合が発生することもあります。
今回は、エコキュートでよく発生するトラブルの一つである、「水が止まらない」という不具合について徹底解説していきます。
水が止まらない原因や対処法、予防法を知っておくことで、いざ不具合が発生したときに慌てずに対応することが出来ます。
また、水が止まらないと困っている方だけでなく、浴槽のお湯がいつもより多い時があって不安という方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. エコキュートの水が止まらなくなる原因と対処法
まずは、エコキュートの水が止まらなくなる原因と対処法を見ていきましょう。
お湯はり前から水が入っている
エコキュートの中には、お湯はりを行うと、どんな時でも設定した湯量が出るものもあります。
つまり、浴槽に残り湯がある状態でお湯はりをすると、「残り湯+設定湯量」が浴槽に溜まるため、普段よりもお湯の量が多くなったり、溢れてしまったりします。
水位センサー付きであっても、センサーがうまく認識できない原因となり、湯量が多くなることがあり、お湯が止まらなくなってしまったと思われる方もいらっしゃいます。
もちろん、残り湯がある状態でお湯はりをしても問題はありませんが、いつもよりもお湯の量が多いと関るときは、まず初めにお湯が残っていないか確認してからお湯はりをするようにしましょう。
シャワーなどのお湯が混ざった
体や頭を洗っている時に出したままのシャワーを浴槽に向けていた、早く溜めるためにシャワーでお湯を足したなどという時も、いつもよりも水位が高くなり水が止まらなくなってしまったと誤解してしまう方もいらっしゃいます。
こちらも、規定量分のお湯+追加で入ってしまったお湯の量で通常よりも、水が多くなってしまったと誤解してしまう原因になります。
なお、配管によっては、お湯はり中にシャワーを使用するとお湯はりが一時停止し、シャワーからの排水が優先になるものが多いです。
ですので、早く溜めようとしているつもりでも、あまり意味がないため、早くお湯を溜めたい場合にも、お湯はりが完了するのを待つようにしましょう。
水位設定にミスがある
エコキュートのお湯が止まらない時は、湯量の設定にミスがあることも考えられます。
誤ってリモコンを操作してしまった、家族が設定を変えたなど、自分が意識していなくても、水位設定が変更されてしまうということはありますので、お湯はりを開始する前に湯量をチェックする習慣を付けると良いでしょう。
お湯はりの最中に設定を変えた
お湯はりの最中に湯量の設定を変えると、設定変更前に溜めていたお湯が残り湯扱いになり、給湯が最初からになってしまうことがあります。
設定を変えた場合だけでなく、給湯器リモコンの電源を切った場合も同じことが起きやすくなります。
再起動や設定変更は、お湯はりを始める前もしくは給湯が完了してから行うようにしましょう。
浴槽循環口の掃除不足
循環口の掃除がうまくできていない場合、汚れが溜まっていることが原因でお湯が止まらなくなってしまうことがあります。
循環口には水位を把握し、給湯量を決める水位センサーが存在します。
ゴミや髪の毛などが詰まることによって、センサーが正常に動かなくなり、お湯が止まらなくなってしまうのです。
そのような場合には、循環口にあるフィルターを歯ブラシなどでこすり、汚れを取り除くなど、しっかりとお手入れを行うことが大切です。
エコキュートが故障した
水が止まらない原因としては、エコキュートに寿命がきてしまったということも考えられます。
エコキュートの寿命は10年~15年です。
導入してから10年以上経っている場合は、経年劣化による故障であることも考えられますので、循環口を綺麗にしても問題が起き続けるという場合は、業者に点検を依頼したり、交換を検討したりするのがオススメです。
2. 故障した場合、修理費はどれくらい必要?
お湯に関する故障が見られる場合の修理費用相場は、約17,000円~50,000円です。
保証期間内であれば、相場よりも安く済むこともありますが、メーカーや修理内容によっては10万円を超える費用が必要になることがあるため、注意しましょう。
特に10年以上経っている場合は、修理に必要な部品が製造廃止になっていたり、修理してもすぐに壊れてしまったりする可能性があります。
その場合、修理するよりも交換を視野に入れた方が結果的に安く済むというケースもあるため、費用を比較しながら決めていくようにしましょう。
3. エコキュートを長持ちさせるコツ
エコキュートの修理費用は、エコキュートの初期費用に比べると安いですが、早急に修理・交換が必要になった場合、急な出費に困ってしまうケースは少なくありません。
日頃からエコキュートのトラブルを抑えるために、長持ちさせるコツを知っておきましょう。
定期的にメンテナンスを行う
エコキュートの故障を防ぐためには、何と言っても定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスを怠ると、汚れやゴミ、水垢などが溜まり、お湯が止まらないなどの不具合が起きやすくなってしまいます。
メンテナンスが必要な箇所は、「貯湯タンク」「循環口・浴槽フィルター」「配管」です。
貯湯タンクは、排水栓を開いて中の水を排水する、給水口のストレーナーのゴミを取り除くのが基本的なメンテナンスになります。
循環口はフィルターを歯ブラシなどでこすり、汚れを取り除きます。
配管については、半年に1回ほど配管専用の洗浄剤を用いて掃除するようにしましょう。
入浴剤の使用は慎重に行う
エコキュートは、種類によって入浴剤を用いての利用に向いていないことがあります。
入浴剤を使用しても機能に問題が起こりにくいのはダイキン製のエコキュートですが、他のエコキュートで非推奨の入浴剤を常用してしまうと、フィルターの目詰まりが起こったり、配管の劣化が早まったりします。
さらに、故障原因が非推奨の入浴剤となるとメーカー保証の対象外となってしまい、修理費が高額になってしまう恐れもあります。
入浴剤を使用する場合は、ご家庭のエコキュートで使える入浴剤はどれかをしっかりとチェックし、安全なものだけを使うようにしましょう。
長期的に使用しない時は水抜き&電源オフ
旅行や帰省で長期的にお湯を使わない時は、水抜きと電源オフを徹底すると長持ちさせられます。
長期間の不在で電源をオフにするという方は多いと思いますが水抜きを行っている方は少ないのではないでしょうか。
電源オフにすると、節電にもつながりますが、普段行われている沸き上げが行われないため、不衛生な水が溜まった状態になってしまうのです。
タンク内を清潔に保つためにも、水抜きをしてから電源オフするのがオススメです。トータル的な稼働時間も抑えられるので、寿命を延ばす効果も期待できるでしょう。
4. まとめ
今回は、エコキュートの水が止まらなくなってしまうトラブルの原因、対処法などをご紹介しました。
エコキュートの水が止まらなくなってしまう原因の多くは、止まらなくなったと誤解してしまっているケースが多いですが、中にはエコキュートが不具合を起こしていることもあります。
水が止まらなくなるトラブルを解決・予防するなら、定期的な掃除とメンテナンスが欠かせません。
特に循環口の掃除は簡単であるため、浴槽の掃除と並行して行うなど、習慣化するのがオススメです。
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