エコキュートを導入するとき、どのくらいの金額でできるのか、欲しい機能は備わっているのかという事ばかり考えてしまいますよね。
しかし、意外と設置場所について考慮せず、購入後に設置場所に関するトラブルが発生するケースもあります。
エコキュートを導入する際は、どこに設置すべきか、設置する環境によってどのような影響を受けるのかも事前に理解しておくことが大切です。
そこで今回は、エコキュートの導入時における最適な設置場所の条件や、設置する際の手順についてご紹介します。
目次
1. エコキュートを設置するのにどれくらいのスペースが必要?
エコキュートは主に貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つを設置する必要があります。
エコキュートの方には2種類あるので、それぞれどれくらいのスペースを確保しなければならないのかを解説します。
角型エコキュート
一般的な角型のサイズとタンク容量は以下の通りです。
550リットル : 幅700×奥行825×高さ2,100mm
460リットル : 幅630×奥行760×高さ2,160mm
370リットル : 幅630×奥行760×高さ1,820mm
300リットル : 幅600×奥行650×高さ1,800mm
300リットル : 幅630×奥行760×高さ1,560mm
タンク容量が大きくなると、壁との間にも70cmほどのスペースを確保しなければなりません。
薄型エコキュート
省スペースに対応するため、薄型エコキュートも開発されています。三菱の薄型エコキュートのサイズとタンク容量は以下の通りです。
460リットル : 幅1,120×奥行430×高さ2,150mm
370リットル : 幅1,120×奥行430×高さ1,900mm
薄型は角型に比べて奥行きが半分程度に抑えられており、その代わりに幅を広く設計されていることが特徴です。奥行きの問題で角型のエコキュートが設置できない場合には、薄型の導入を検討してみましょう。
2. 設置場所を選ぶ際に気を付けたいこと
設置場所を選ぶ際はスペースの広さだけでなく、他の要素にも気を付ける必要がありますので、紹介します。
騒音問題について
エコキュートを導入する場所によっては、騒音問題に発展するケースもあります。
ヒートポンプユニットは稼働時に低周波音を発するため、昼間は特に騒音と感じないかもしれませんが、夜間は静かになるため音が気になるがあります。
特に近隣との距離が近い場合は、稼働音が原因でご近所トラブルも恐れもあります。
基本的にエコキュートは夜間に運転するため、設置場所を考慮する必要があります。
冷風問題について
エコキュートは空気中の熱を取り込んでお湯を温める仕組みで、取り込んだ空気から熱エネルギーを吸収し、残った空気は冷たい状態で放出されます。
そのため、ヒートポンプユニットの周りの温度は他の場所よりも5~10℃低くなります。
隣家の通気口や換気扇が近くにある場合、冷気が入り込んで室温が下がる可能性がありますので、冷風問題も考慮して設置場所を決めるようにしましょう。
今後の修理やメンテナンスについて
エコキュートは10~15年を目安に寿命を迎えるため、不具合が発生すると修理や交換が必要になります。
設置スペースに余裕がないと作業が困難になるため、将来的な修理やメンテナンスを考慮して設置場所を決めることが大切です。
3. エコキュートを設置する流れ
エコキュートの設置場所が決まったら、業者に問い合わせて設置工事を依頼しましょう。
設置工事を依頼した場合の流れをご紹介します。
1.現場確認と見積もりの提示:
業者が現場をチェックし、作業内容と見積もり金額を提示します。
2.搬入・搬出経路の確認:
エコキュートは高さが2m近く、重さも約60kgあるため、安全に搬入するために経路を確認します。
3.搬入出経路や作業場所の養生:
搬入時や作業時に住居が傷付かないよう、丁寧に養生をします。
4.既存の電気温水器を撤去:
現在設置されている電気温水器があれば、配線・配管を取り外して水抜きを行い、電気温水器を撤去します。
5.エコキュートの搬入・設置:
貯湯タンクを固定・設置し、ヒートポンプユニットを設置して、それぞれ配管と電源を接続します。
6.リモコンの交換:
屋内のキッチンと浴室に設置されていたリモコンを撤去し、エコキュート用のリモコンを取り付けます。
7.エア抜き:
タンクや配管内の空気を抜きます。
8.試運転:
元栓を開けてタンクに給水し、試運転モードで動作に問題がないか確認します。
9.設置状況の確認と操作説明:
試運転で問題がなければ、業者が施主に設置状況の確認とリモコンの使い方や注意点を説明します。
10.養生の撤去・清掃:
最後に養生を撤去し、現場を綺麗に清掃したら工事完了です。
工事の流れは業者によって異なる場合もありますが、基本的にはこのような流れで行われます。
事前にエコキュートの設置工事や設置場所について不安がある場合は、依頼を検討している業者に、具体的な流れを確認すると良いでしょう。
4. まとめ
今回は、エコキュートの設置場所と設置手順について解説しました。
エコキュートを設置する場合は、スペースの広さだけでなく近隣とのトラブルを避ける配慮も必要です。
また、修理やメンテナンスが行いやすい場所であることも重要です。
設置場所に迷った場合は、業者に相談し、プロの視点から最適な設置場所やエコキュートのモデルをアドバイスしてもらいましょう。
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